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第8回交通安全講演会

 
日時 平成17年11月23日(祝) 13:30〜17:00
会場 産業技術記念館 大ホール (産業技術記念館HP)
場所:名古屋市西区則武新町4丁目1番3号
TEL :052−551−6111
  ○全てにおけるお問い合わせは
日本交通医学工学研究会 事務局までご連絡ください。
受付時間 12:30〜13:30
受講料 会員 2000円   非会員 3000円
申込
方法
参加希望の方は、氏名・勤務先・所属・住所・TEL・FAX・E-mailを明記の上、FAX又はE-mailにて下記事務局宛にお申し込み下さい。
締切日 平成17年11月16日(水)
○定員は200名を予定しておりますので、お早めにお申し込み下さい。
主催 日本交通医学工学研究会
〒460-0008 名古屋市中区栄1-7-20ニューミソノビル5B
TEL:052-222-4811 FAX:052-222-4812
E-mail:jatme@gc4.so-net.ne.jp


演題 1.交通事故再現と交通安全
〜工学的な視点からの交通安全〜
  上山 勝 先生
NPO法人 交通事故解析士認定協会 理事長
  [概要]
  現在の交通安全教育には工学的な視点が欠けている。実際の事故を工学的に詳細に検討し、何が起こっているか、なぜ事故が発生するかを検討することが必要である。交通事故再現は訴訟の目的にのみ注目されている。しかし、その真の使命は事故発生メカニズムを明らかにし、事故を減少させるための基礎的なデータを提供することにある。自分は大丈夫だという人に、本当に事故に遭わないための安全実学を提供することが交通安全教育に求められている。事故の実態を解剖する有力な手段が工学的な事故再現手法であることを理解し活用することが交通安全にも重要である。NPO法人 交通事故解析士認定協会の設立目的や研修内容の紹介とともに事故再現による工学的な視点からの安全教育の例を述べる。

  2.海外での交通事故・災害時の医療について
  古賀 才博 先生
独立行政法人 労働者健康福祉機構
海外勤務健康管理センター
  [概要]
  海外、特に発展途上国で交通事故や災害に巻き込まれた場合、早急な処置や先進国への緊急搬送が必要となることがあります。その際、日本と異なる救急車の利用方法や医療機関の受診方法など医療制度の違いを予め理解しておくことが大切です。また信頼できない輸血や不衛生な医療行為によるエイズやB型肝炎などの感染症についても正しい予防に関する知識が必要です。今回は海外の医療制度の違いを紹介し、海外特有の感染症に関して予防の面から対策を検討したいと思います。

  3.外国での交通事故・災害時の保険について
  山下 敦 先生
三井住友海上火災保険株式会社 
名古屋企業損害サービス部
名古屋火災新種サービスセンター 所長代理
  [概要]
  旅行者ばかりでなく、日本から外国に赴かれる出張者・駐在員の方が万一交通事故・災害に遭われた場合に役立つのが海外旅行傷害保険です。他の定額給付の傷害保険と異なり、行程中・滞在中のケガ・病気による治療費実費の補償が特徴であり、継続入院等の所定の要件を満たす場合には、治療費だけでなく、現地と日本を結ぶ医療従事者の付添費用や家族が往復するための交通費等も補償されます。保険金給付に付随するアシスタンスサービスとして、保険会社の提携する病院で実費負担なく治療を受けられるキャッシュレスサービスや設備の整った医療施設への搬送や日本への帰国移送の緊急医療移送サービスがあります。近年、日本企業の進出の著しい中国・ロシア等におけるアシスタンス事例を紹介し、現地事情をどのように勘案して緊急移送が行われたか検討します。